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中国共産党中央委員会台湾工作弁公室の王在希副主任は3日、国務院新聞弁公室の記者会見で、親民党の宋楚瑜主席らの訪問団を迎える準備が整ったことを明らかにした。
王副主任によると、宋主席率いる訪問団は、胡錦濤・中国共産党中央委総書記の招きを受け、5~13日の日程で西安、南京、上海、長沙、北京を訪問する。北京では、胡総書記をはじめとする党の要人が一行と会見し、宋主席との正式な会談を行う予定。
王副主任は記者会見の中で、次のように述べた。
われわれは台湾の各党派、団体の代表的な人物が、われわれと交流や対話を行い、両岸関係の改善と発展を共同で推し進めることを歓迎する。コンタクトや対話の対象について、われわれに偏見はない。どの党であろうと、「92年の共通認識」を認め、「台湾独立」に反対し、両岸関係の発展を主張しさえすれば、コンタクトと対話を希望する。
われわれは現在、民進党との党同士の交流はないが、肝心の問題は民進党がずっと「台湾独立」を掲げる党綱要を堅持していることだ。民進党が「92年の共通認識」を受け入れ、「台湾独立」を掲げる党綱要を放棄し、「台湾独立」という分裂活動を停止しさえすれば、われわれは彼らの大陸部訪問も歓迎し、両岸関係の発展など共通の関心事について、対話と交流を行うだろう。われわれはこれまで何度にもわたり、中間・末端クラスの民進党党員が、適当な身分で大陸での参観・訪問を行うと表明しており、こうした立場に変化はない。 |
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