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中国の民主化訴え・台湾前総統、ワシントンで演説
【ワシントン=秋田浩之】ワシントンを訪問中の李登輝・前台湾総統は19日、米議会内で開いた歓迎式典に出席し、中国の民主化の必要性を訴えた。式典には台湾議連を中心に上院2人、下院23人の議員が出席した。
李氏は式典で「私は第2次世界大戦の苦しみを体験し、日本の軍国主義の興亡を見た。民主主義の重要性を理解している」と力説。中国の共産党体制や軍拡への批判をにじませたうえで「アジアの紛争を防ぐには、中国の民主化が欠かせない要素だ」と指摘した。
それに先立ち、米紙ワシントン・ポストのインタビューでは台湾が独立国家だと主張し、名称を「台湾共和国」に改めるべきだと語った。米政府は中国への配慮もあり、私的訪問であるという前提で入国を認めた李氏との接触を控えている。
[ Last edited by 方丈 on 2005-10-20 at 21:00 ] |
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